大韓航空に20000mAhを2個持ち込める?合計Whで迷ったときの判断
大韓航空では、1個ずつ100Wh以下と確認できるモバイルバッテリーなら、2個で容量による承認は不要です。20,000mAh・3.7Vは1個74Wh。合計148Whで判定せず、まず本体2個のWh表示を見てください。
大韓航空の運航便で、モバイルバッテリー2個を持参する場合の判断です。 片方が100Whを超えるなら、組み合わせ別の判断表へ。Whも電圧も読めない場合は、表示が不明なときへ進んでください。
著者:ノオ · 公式規定確認:2026年10月11日
AIで制作した説明用イメージです。実在製品の容量表示や、航空会社の検査を通過した状態を示す写真ではありません。
合計148Whと、1個148Whは同じ扱いではない
「2個合わせると100Whを超えるから、承認が必要?」と迷ったら、足し算をいったん止めます。大韓航空の表は、各バッテリーの容量区分と持ち込む個数を分けています。
たとえば、どちらの本体にも「20,000mAh・3.7V・74Wh」と表示された2個を持っている場合。
- A:74Whなので、100Wh以下の区分。
- B:74Whなので、こちらも100Wh以下の区分。
- 個数:AとBで2個。容量による承認が必要なものはありません。
74+74=148Whという計算自体は正しいのですが、ここでの判定に使うのは「148Whのバッテリー1個」ではありません。逆に、1個の本体が148Whなら100Whを超えるため、航空会社の承認が必要です。
根拠は大韓航空「制限のある手荷物」の「予備バッテリー/交換用バッテリー」。モバイルバッテリーは1人2個、100Wh超〜160Wh以下は承認が必要と案内されています。
対象は大韓航空が運航する便と、通常のリチウムイオン式モバイルバッテリーです。ここではカメラなどの交換用電池を一緒に持つ場合を計算に含めていません。特に100Wh超の交換用電池も持つ人は、公式ページの組み合わせ表で合算する個数を確認してください。別会社の運航便には、この判断をそのまま当てはめないでください。
手持ちの組み合わせで、持参・承認・入れ替えを決める
下の例は、それぞれの製品表示で容量を確認でき、破損や膨張などがない場合の容量・個数の判定です。保安検査の通過を保証する表ではありません。
| 組み合わせ | 次の行動 |
|---|---|
| 74Wh+74Whの2個 | 両方100Wh以下。容量による承認は不要。個別に保護して機内持ち込みへ。 |
| 74Wh+111Whの2個 | 111Whのほうに航空会社の承認が必要。合計185Whだから両方不可、という判定ではありません。 |
| 37Whを3個 | 各容量が小さくても3個は個数超過。持参するものを2個以内に絞ります。 |
| 185Whを1個 | 1個で160Wh超。持ち込みも預け入れもできないため、条件内のものに入れ替えます。 |
2個の片方が111Whで、承認手続きを避けたい場合は、その1個を100Wh以下のものへ替えるという選択ができます。もう1個まで買い直す必要がある、という意味ではありません。予備が不要なら1個だけに減らす方法もあります。
100Whちょうどは「100Wh以下」、160Whちょうどは「100Wh超〜160Wh以下」の側です。ただし、これらは本体で確認できる値を使います。「20,000mAhと書いてあるから何でも74Wh」と決めつけないことが次のポイントです。
mAhしかないときは、電圧もセットで読む
Whの表示があれば、その値から判断します。Whがなくても容量と電圧が確認できる場合の式は、mAh ÷ 1,000 × V = Whです。
公称電圧が3.7Vと確認できる場合の計算例は、次のとおりです。
- 20,000mAh:20,000 ÷ 1,000 × 3.7 = 74Wh。
- 30,000mAh:30,000 ÷ 1,000 × 3.7 = 111Wh。
- 50,000mAh:50,000 ÷ 1,000 × 3.7 = 185Wh。
したがって「160Wh=16,000mAh」ではありません。mAhとWhはそのまま桁をそろえて比べる単位ではなく、換算に電圧が必要です。Ankerの公式解説でも同じ式が紹介されています。
表示が薄い、Whがなく電圧も分からない、複数の電圧のどれを使うか判断できない場合は、3.7Vを推測で入れず、型番を使ってメーカーへ確認します。大韓航空は、容量を確認できないものは輸送できないと案内しています。メーカーの回答だけで搭載許可が確定するわけではないため、必要なら本体表示の状態を含めて航空会社へ相談してください。
出発までに確認が間に合わないなら、容量が読める条件内のものへ替えるのが現実的です。容量不明のまま、預けるスーツケースへ移して解決することはできません。
「5個まで」と書かれた記事を見つけたら
韓国では2026年4月20日から、モバイルバッテリーの上限が1人2個に変わりました。韓国政府の4月8日発表は、従来の100Wh以下5個からの変更を説明しています。
古い表の「100Wh以下は5個」を見て、予備を追加しないようにしましょう。検索結果の更新日だけで判断せず、本文の適用日と、搭乗する航空会社の現在の表を合わせて見ます。大韓航空の現行ページでは「交換用バッテリー」の列もあるため、そちらの5個をモバイルバッテリーの個数と取り違えないことも大切です。
持参する2個が決まった後の準備
大韓航空の2026年4月20日からの案内では、端子を絶縁テープで保護する、1個ずつ別のジッパー袋に入れる、個別の保護用ポーチに入れる、という短絡防止方法が示されています。袋を使うなら、2個を同じ袋へまとめず分けます。
機内では使用も充電もできず、頭上の収納棚への保管も禁止です。直接所持するか、座席前ポケットへ。旅行中に使う予定のバッテリーでも、フライト中にスマートフォンを充電するためには使えません。
帰りだけスーツケースを預ける場合も、バッテリーは取り出して機内へ持ち込みます。 荷物全体を機内に収めるか迷っているなら、韓国旅行を機内持ち込みだけにする重量の考え方で、帰りのお土産を含めた重量を先に見積もれます。
100Wh超のものを残すなら、大韓航空サービスセンターへ、便名・搭乗日・型番・各Wh・個数を伝えて承認方法を確認します。たとえば「74Whが1個、111Whが1個。111Whの持ち込み承認を受ける手順を知りたい」と伝えると、合計値との混同を避けられます。承認方法と必要な手続きを確認してから、持参するものを確定してください。
確認した範囲
2026年10月11日、MacのChromeで大韓航空の日本語Web版をログインせずに開き、リチウム電池の容量表・組み合わせ表・計算方法を確認しました。数値例は表示条件を置いた計算で、特定製品の測定や搭乗実験ではありません。実物の状態、他社運航区間、出発国・空港の追加制限は別途確認が必要です。