ChromeでPDFを翻訳できないとき|文字を選べるかで手順が変わる
ChromeでPDFを日本語にできないときは、まず文中の文字を選べるか確認します。文字を選べるPDFはGoogle翻訳の「ドキュメント」へ。画像だけのPDFが英語のまま返る場合は、先に文字起こしをしてから訳します。
いま開いているPDFで、本文の1行をドラッグしてみてください。 コピーした文字をメモ帳などへ貼り付け、英文として取り出せるかを見ます。
- 英文を取り出せる → PDFをそのまま翻訳する手順へ。
- 文字を取り出せず、ページが画像になっている → 文字起こししてから読む手順へ。
コピー制限でも選択できない場合があります。文字を選べないという理由だけで、必ず画像PDFだと断定する必要はありません。
著者:ノオ · 操作・公式ヘルプ確認:2026年10月13日
画像はAIで制作した説明用イメージです。検証に使った機器や実物の資料を撮影した写真ではありません。
同じ英文でも、ダウンロード後の結果は違った
確認用に、短い英文を入れた1ページのPDFを自作しました。一方は文字を選べるファイル、もう一方は同じページを画像として入れたファイルです。架空の案内文なので、実在する店の営業時間ではありません。
原文は Open from 9:00 to 17:00. と Closed on Mondays.。同じChrome、同じGoogle翻訳の「ドキュメント」、英語→日本語で処理しました。
| 入れたファイル | 保存したファイルの中身 | 次にすること |
|---|---|---|
| 文字を選べるPDF・1ページ・約2KB | 「営業時間は9:00から17:00までです。」「月曜定休。」に変わった | 原文と数字・曜日を照合して読む |
| 画像だけのPDF・1ページ・約33KB | ファイルは保存できたが、2文とも英語のまま | 文字起こしで英文を取り出してから翻訳する |
「翻訳をダウンロード」が出ても、本文が訳されているとは限りません。 今回は両方とも保存できたため、ファイルを開いて初めて違いを確認できました。小さな1ページの比較結果であり、すべてのPDFで同じ挙動になるという意味ではありません。
文字を選べるPDFは「ドキュメント」から入れる
PDFのURLを「ウェブサイト」欄へ貼るのではなく、手元のファイルを選ぶ経路です。
- Google翻訳を開き、上部のドキュメントを選びます。
- 原文が英語なら左を英語、右を日本語にします。
- ファイルを見るからPDFを選びます。今回の画面ではこの名前でした。公式ヘルプでは「パソコンを参照」と案内されています。
- ファイル名を確認して翻訳を押します。処理後、翻訳をダウンロードから保存します。
- 保存したPDFを開き、本文が日本語かを確認します。時刻・日付・金額などは原文と照合してください。
Googleの公式条件は、ファイルが最大10MB、PDFが300ページ以下です。小さい画面とモバイルのドキュメント翻訳はサポート対象外とされています。これは今回の小さなサンプルの実測値とは別の、サービス側の条件です。
今回の文字ありPDFでは、保存後も日本語の本文を読めました。図表や複雑な段組みを含む長い文書のレイアウト保持までは確認していません。
画像PDFは文字起こしを挟むと読めた
画像だけのPDFを繰り返し入れ直す代わりに、Googleドライブで画像中の文字を取り出し、その英文をGoogle翻訳へ渡す方法を試しました。Googleアカウントへのログインが必要です。アップロードしてよい資料で行ってください。
- Googleドライブの新規 → ファイルのアップロードからPDFを入れます。
- アップロードしたPDFを右クリックし、アプリで開く → Googleドキュメントを選びます。
- 開いた文書で、読みたい英文が文字として選択できるか確認します。取り出した文字が、元の画像の数字や単語と合っているかも見ます。
- その英文をコピーし、Google翻訳のテキスト入力へ貼り付けます。
今回は、画像PDFから次の2文をそのまま取り出せました。
Open from 9:00 to 17:00.
Closed on Mondays.
これをテキスト翻訳へ渡すと、画面に「営業時間は9:00~17:00です。」「月曜定休。」と表示されました。元のレイアウトのまま日本語PDFが完成する経路ではなく、読める文字を取り出して意味を確認する経路です。
Googleドライブの公式案内では、変換前の準備として2MB以下、正しい向き、鮮明な文字などを勧めています。表・列・脚注などは検出されない場合があります。今回の約33KB・1ページ・単純な英文の結果を、長いスキャン資料へそのまま当てはめないでください。
なお、同じページをPNGにしてGoogle翻訳の「画像」へ入れる方法も試しましたが、今回の環境では英語のままでした。ここでは日本語の表示まで確認できた、ドライブでの文字起こし経路を案内しています。
途中で止まったら、ファイルの条件を一つずつ分ける
| 止まった場所 | 次の行動 |
|---|---|
| 10MB・300ページの条件を超える | 作成元から必要なページだけのPDFを出し直す。本文を読める大きさを保ち、分割後の容量・ページ数で再確認する |
| パスワードやコピー制限がある | 発行元に、翻訳に使える制限のない版や元の文書を依頼する。制限解除を前提にしない |
| ドライブで文字が崩れる・抜ける | 向きと鮮明さを見直す。元画像と照合できない文字は採用せず、文字入りのPDFや元ファイルを入手する |
| 一部だけ読みたいが、文字起こしも難しい | 読める短い箇所を正確に入力して訳す。数字・否定・曜日を読み取れない場合は推測で埋めない |
普通のWebページで翻訳ボタンが出ない場合は、Chromeのページ翻訳と公開URLで読む別経路へ。PDFの処理と、Webページの翻訳設定は切り分けて確認できます。
確認環境と範囲:macOSのPC版Chrome、Google翻訳は日本語、ドライブ・ドキュメントは韓国語表示、Googleにログイン済み。ドライブの日本語メニュー名は公式ヘルプと対応させています。自作の英語PDF2種類について、保存したファイルの中身、画像PDFの文字起こし、抽出した2文の日本語表示まで確認しました。Windows・スマホの実機操作、長文・複雑な表・保護付きPDFは未検証です。