※Amazonのアソシエイトとして、Daily Guide Studioは適格販売により収入を得ています。本記事はアフィリエイト広告を利用しています。
先月、日本から来た友人と仁川空港の到着ロビーで待ち合わせたとき、開口一番「Googleマップで弘大のカフェ探したけど、入口がどこか全然分からなくて建物を二周した」と言われました。私が韓国に帰るたびに、日本の友人からこの手の話を何度聞いたか分かりません。スマホのアプリを韓国仕様に切り替えるだけで、その「二周」は消えます。
私のホーム画面でずっと消えずに残っているのは、地図のNAVER地図、翻訳のPapago、配車のカカオT(Kakao T)の3つです。私は韓国出身で、今は日本に住んでいて、友人が遊びに来るたびソウルや釜山を案内しています。その案内のたびに、この3つだけは最初に入れてもらいます。日本のアプリをそのまま持ち込むと、韓国では地味に噛み合わないところがあるからです。
まず結論:この3つを入れておけば移動はほぼ困らない
観光だけなら、アプリを欲張る必要はありません。私が友人のスマホに入れてもらうのは、いつもこの3つだけ。あれもこれもと入れて、結局ホーム画面で迷子になるのを何度も見てきたので、もう最初から絞っています。
| アプリ | 主な用途 | 私の使用頻度 |
|---|---|---|
| NAVER地図 | 徒歩・地下鉄・バスの経路、店の場所 | ほぼ毎日 |
| Papago | 翻訳、メニューや看板のカメラ翻訳 | 週に数回 |
| カカオT | タクシー配車 | 移動が多い日 |
地下鉄移動が中心の人ならカカオTは使わない日もあります。ただ、荷物が多い日や終電を逃した夜は、これがあるかないかで安心感がまったく違います。
NAVER地図 — Googleマップが弱い国だと最初に知っておく
韓国旅行で一番伝えたいのがこれです。韓国ではGoogleマップの徒歩ナビが、日本ほど素直に出てきません。地図データの輸出をめぐる事情があって、細かい歩行ルートが引かれにくいのです。私自身、日本の感覚でGoogleマップを信じて景福宮の裏あたりを歩いたとき、目的の店の真裏に着いてしまって、結局ぐるっと一周する羽目になりました。地図上では「到着」と出ているのに、目の前に入口がない、あの感覚です。
NAVER地図は、地元の人が普段から使っている地図です。地下鉄の何号車に乗れば乗り換え階段が近いか、何番出口から出ればいいか、バスがあと何分で来るか、そこまで出ます。私が韓国でいちばん指が伸びるアプリは、間違いなくこれです。歩いていて画面の青い点が自分の動きにちゃんと付いてくるだけで、安心感が違います。
日本のアプリと違って戸惑うところ
- 検索は店名をハングルで入れたほうが正確に出ます。日本語やローマ字だと別の店が出ることがあります。
- 行きたい店が決まっているなら、ブログやインスタで店名のハングル表記をコピーして貼り付けるのが確実です。
- アプリ内の表示は日本語にも対応していますが、店名そのものはハングルのまま残ることがあります。
最初はハングル入力が面倒に感じます。私の友人も最初は「読めないから無理」とスマホを投げ出しそうにしていました。でも、やることはインスタの店名をコピーして検索窓に貼るだけ。読めなくても問題ありません。その友人も、二日目には自分でコピペして店を出していました。慣れると、移動のストレスが目に見えて減ります。
Papago — 韓国語まわりはGoogle翻訳よりこちらが好み
翻訳はGoogle翻訳でもいいのですが、韓国語と日本語の間に限っては、私はPapago(パパゴ)のほうが言い回しが自然だと感じます。これもNAVERが作っているアプリで、韓国語まわりはやはり地元製が強い、という印象です。
いちばん助かるのはカメラ翻訳です。ハングルだけのメニューにスマホをかざすと、その場で日本語が文字の上に重なって出ます。広蔵市場の屋台で、麻薬キンパの注文を友人がこれ一つで通せたときは、二人で「すごい」と声が出ました。日本語メニューのない地元の食堂でも、これに何度も救われています。
ただ、万能ではありません。料理名の固有名詞や、店独特の言い回しは、たまに妙な日本語になります。一度、翻訳画面で「あっさりした汁物」と出たのを信じて頼んだら、出てきたのは真っ赤なユッケジャンでした。汗だくで食べたのも、今では笑い話です。今は「だいたいの意味がつかめれば十分」くらいの気持ちで使っています。
会話翻訳もあって、マイクに日本語を吹き込むと、相手に韓国語で読み上げてくれます。流しのタクシーで運転手さんに行き先がうまく伝わらなかった夜、後部座席からスマホを前に差し出して切り抜けたことが何度かあります。
カカオT — 韓国の配車はこれが定番、ただし支払いに注意
韓国でタクシーを呼ぶなら、地元ではカカオT(Kakao T)が定番です。日本のGOやUberに近い配車アプリで、行き先を地図で指定できるので、言葉が通じなくても乗れます。手を挙げて流しを止めるより、私はこちらのほうが落ち着きます。
行き先を口で説明しなくていい。これが旅行者には本当に大きいです。「鍾路三街(チョンノサムガ)」のような地名は、発音を外すと運転手さんに何度も聞き返されます。地図にピンを一つ置けば、その気まずさがまるごと消えます。
旅行者がつまずきやすいポイント
ここは隠さず書きます。カカオTは、海外で発行されたカードや電話番号だと、アプリ内の登録や決済がうまく通らないことがあります。友人が来たばかりの頃、ホテルのロビーで日本のカードを何度も登録し直して、結局はじかれて諦めていました。隣で見ていて、これは旅行者がまず引っかかるところだな、と実感しました。
対策はシンプルで、配車だけアプリで済ませ、料金は降りるときに現金かカードで直接払う。これがいちばん無難です。現金やカードの持ち方そのものについては、韓国旅行の支払いは現金いくら必要?カードと交通カードで困らない考え方に私の考えをまとめているので、合わせて読んでもらえると流れがつかめると思います。
アプリの登録条件や決済の仕様は変わることがあるので、最新の対応状況は公式や現地で確認してください。
私のリアルな1日の使い方
言葉で並べるより、一日の流れを書いたほうが早いと思います。冒頭の友人を、明洞から弘大に案内した日の話です。
- 朝、NAVER地図でホテルから明洞駅までの地下鉄ルートを確認。何番出口かまでメモ。
- 昼、入った食堂がハングルメニューだけで、Papagoのカメラ翻訳を全員のスマホで起動。
- 午後、買い物で荷物が増えたので、弘大まではカカオTでタクシー。地図にピンを置いて配車。
- 料金は降りるとき、運転手さんに現金で支払い。
この日、Googleマップは一度も開きませんでした。友人が夜に「今日は迷子になる時間がなかった」と笑っていて、私にはそれが何よりの答えでした。
ネット接続をどうするかは先に決めておく
この3つは、どれもネット接続が前提です。地図も翻訳も配車も、オフラインだとほぼ動きません。空港のロビーで友人が「Wi-Fiどうする?」と慌て出すのを何度か見ているので、ネット手段だけは出発前に決めておくことを強くすすめます。
eSIMにするか、空港のSIMにするか、ポケットWi-Fiにするか。私の考えは韓国旅行のeSIMは空港で買うべき?出発前に見る選び方に書いたので、アプリと合わせて準備しておくと当日あわてずに済みます。
よくある質問
日本語だけで全部済みますか?
NAVER地図とPapagoは日本語表示に対応している部分が多いです。ただ、店名や住所はハングルのほうが正確に出ます。コピペで貼れば読めなくても問題ありません。
全部のアプリで会員登録が必要ですか?
NAVER地図とPapagoは、登録なしでも地図や翻訳の基本機能は使えます。カカオTは配車に登録が必要で、ここが海外の人にはややハードルになります。
Googleマップは入れなくていいですか?
私は念のため入れていますが、韓国内ではほぼNAVER地図を使います。Googleマップは大まかな位置の確認くらいに留めるのが、私のやり方です。
まとめ
- 韓国ではGoogleマップの徒歩ナビが弱いので、NAVER地図を主役にする
- 韓国語まわりの翻訳はPapagoが自然で、カメラ翻訳が特に役立つ
- タクシーはカカオTが定番だが、決済は海外カードでつまずくことがある
- どれもネット接続前提なので、通信手段を先に決めておく
新しいアプリを入れては消し、をさんざん繰り返した末に、私は今もこの3つに戻ってきています。派手な機能のアプリより、迷子にならない・注文が通る・タクシーに乗れる、この三つが揃っているだけで、旅の体感はずいぶん変わります。友人を見送るたび「次はもう自分で全部できるね」と言えるのが、私にとってのこの3つの答えです。
著者:ノオ